일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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もめんいぜんのこと

木綿以前の事

柳田 国男

柳田 国男의 木綿以前の事(もめんいぜんのこと)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 177,586자 · 348화면

아오조라 문고

もとはこの上着の原料が、着古した麻布を刺したものであったのであろう。

我々は麻布といえば一反二十円もするような上布のことをしか思い浮かべないが、貢物や商品になったのはそういう上布であっても、東北などの冬の不断着は始めから、そのような華奢なものではなかった。精巧な少量のものは専ら売るために織り、めいめいの着ているのは太い重い、蚊帳だの畳の縁だのに使うのと近い、至って頑丈なもので、是が普通にいうヌノであった。木綿は織ったものもモメン、糸も此方はカナと謂って、是をイトとは謂わなかった。つまり麻だけが普通の布でありまた糸であったのである。かの『万葉』の、

あさ衣きればなつかし紀の国の妹せの山に麻まく吾妹

という歌なども、旅の空にいる人がこの布を着るにつけて、故郷の山里で麻を作っている家の者を想い出したという感動が咏歎せられたもので、一方には麻の工作が一般に、播種の時からすでに女の労働であったことを意味するとともに、麻衣という所から推測してまだこの以外に、別に何らかの衣服原料が存在していたということを、この一首の歌からも考えさせられるのである。

かつて土佐から阿波への山村を旅行していた際に、私はこの地方で麁麻布の着用が東国よりも遥かに盛んであることに注意して、人にこの茶色に染めた布を何と謂うかを尋ねてみたが、一般に今