후리가나로 읽는 일본 고전
ja-reading.com
후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.
もめんいぜんのこと
木綿以前の事
柳田 国男
柳田 国男의 木綿以前の事(もめんいぜんのこと)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 177,586자 · 348화면
実際また支那人から、間接に学んだものかも知れぬ。鎖国時代でも農書だけは自由に輸入せられていた。そうして支那農民の技術には、今日でもまだ敬服すべき巧妙さが認められるのである。日本今日の農法の中にも、自国かぎりの発明工夫は絶無とは言われぬが、他の大部分は外から採用せられたものである。直接教えてくれたのは同胞隣人であっても、中にはこのように数千里、数千年の旅をして来たものもあるのである。
ただしこのいわゆる文化伝播には条件があった。一つには学び得る智能であり、二つには学ばねばならぬ経済上の必要である。縁が無ければ在っても知らずにいることもあるのは、つまりはこの条件の具足せぬためで、今日しばしば問題となるところの、模倣と採択との岐れ目もまた爰にあった。尤も中には必要があっても、採用し得られない他の事由のある場合もあれば、また無意味に真似をしているうちに、自然にその恩恵を味わい得るに至ることもあるが、少なくとも昔話によくいう鴉に鵜の真似をさせようとする類の新技術の輸入が、永くその効果を挙げ得なかったことは明らかである。
この意味からいうと、いわゆる唐扱箸の発明ないし普及という事実は、非常に興味の多い経済史の問題を提供する。