후리가나로 읽는 일본 고전
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もめんいぜんのこと
木綿以前の事
柳田 国男
柳田 国男의 木綿以前の事(もめんいぜんのこと)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 177,586자 · 348화면
単に学者の書に出ていない、書物を著す者が省みなかったというばかりで、無意識ながらも是は我々の祖先が、後代に残しておいてくれた大切なる経済史の史料である。事物の名称は意味なしには決して発生しない。小児ですらもその生活の最も深い感銘に基づいて語を造っている。遊戯の余裕に乏しい農民が、生活に適切ならざる符号を案出するはずがない。ただ我々のその趣意を解し得る者が、多くなかったというのみである。例えば紀州の南部牟婁郡の一部で、稲扱きをタカセと謂っている者があるが、是などは竹センバの下略かどうか、私にもまだ意味がはっきりせぬ。こんな例はまだまだ幾らも出てくることと思って注意をしている。
同じ三重県でも『度会郡方言集』、すなわち神宮周囲の村落の語では、今でも稲扱器のことをヤマメと謂うそうである。ヤマメは寡婦のことである。何故にそのような名前が稲扱器に附与せられたか。現在ではもうその趣旨を忘れてしまった人々が、無意義に使用していることと思われるが、もとは是もヤマメタフシ、もしくはヤマメナカセと謂っていたのが、長過ぎるために後に尻を切ったのであろう。吾山の『物類称呼』