일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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もめんいぜんのこと

木綿以前の事

柳田 国男

柳田 国男의 木綿以前の事(もめんいぜんのこと)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 177,586자 · 348화면

아오조라 문고

なる大打撃でなければならぬ。勿論養蚕とか地機とか糸繰りとか、若干農村に縁のある内職も探し得たであろうが、何にしても労働が土と関係が薄くなるようでは、村に居住しても次第に異分子をもって目せられる結果は免れ得なかったのである。

村の店屋・駄菓子店、小あきない等は、或いは寡婦等を自立せしめる一便法のごとく、考えられていたかとも思われるが、その影響は存外に大きなものがあった。是が博奕とか売春とかいう目に立つ弊風であるならば、むしろ自他ともに警戒したであろうが、それほど重きを置かれなくて、いつのまにか暗々裡に入り込んでいた生活変化は、第一段には飲食物の趣味である。栄養の問題などとは些しの関係もなしに、煮売りと称していつでも出来合いの食物が得られることになると、冠婚葬祭の人間の大事を、意義あらしめたところの特殊飲食、殊に毎年の節供という式日の価値が、漸次に稀薄とならざるを得なかった。節供は節日の供物ということ、すなわち神霊と一家総員とが食物をともにすることであった。九州の各地で古語のままに、ノーレー(ナホラヒ、直会)と謂っているのもそれであった。暦の中の最も大切な日を定めて、神々とともに特定の食物を摂取することを意味する語であった。