일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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もめんいぜんのこと

木綿以前の事

柳田 国男

柳田 国男의 木綿以前の事(もめんいぜんのこと)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 177,586자 · 348화면

아오조라 문고

麻や栲を着ていた時代には、その扇は使わずともすぐに蒸発したのが、木綿になってそれをほとんと不可能にしたのである。だから夏分は肌がいつも沾れている。

しからばどうしてまた物ずきに、そんな木綿などを着ることにしたかというと、その方が第一に外観がよいからである。キゴコロという言葉は是に伴のうて普及した。木綿は平安朝のごく始めに、崑崙人が種を携えて漂着したと古記にはあるが、実際それが普及したらしい形跡は無い。舶来品だけが久しい間珍重せられ、国内で盛んに作り出したのは二百年ぐらい前からのことで、それも明治になってようやく一般化したものである。その特徴は何色にでもよく染まること、麻には不可能なる鮮かな染模様でも縞でも、次々の工作によって自由に製品の改良ができる。遠目は絹に近くまた肌ざわりも柔かである上に、何よりも女に嬉しかったのは、衣裳の輪廓の美しくなったことである。心がすぐに外に顕われる身振り身のこなしが、麻だと隠れるが木綿ならばよく表現せられる。泣くにも笑うにも女は美しくなった。芭蕉翁の時代はちょうどその木綿の流行の初期で、「はんなりと細工に染まる紅うこん」