후리가나로 읽는 일본 고전
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もめんいぜんのこと
木綿以前の事
柳田 国男
柳田 国男의 木綿以前の事(もめんいぜんのこと)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 177,586자 · 348화면
僅かに比較的重要だと思う若干の事実を、やや順序立てて叙述することによって、幾分でも嗣いで起こる学者の労力を省くことができるとすれば、まずそれをもって一応は満足しなければならぬ。標題のいささか奇を好んだのは、古来不当に省みられなかった一箇の大きな生活問題のために、もう少し多くの経済史家の注意を引きつけたいからである。
食物の変遷、我々日本人の食事が前代と比べて見て、いかに改まっているかを知るには、最初にまず晴と褻との差別を明らかにしてかかる必要がある。いずれの民族においても共通に、この二つの者の次第に混同してきたことが、近世の最も主要なる特徴であったからである。晴と褻との対立は、衣服においては殊に顕著であったように考えられている。晴衣という語は標準語中にもなお存し、褻衣という語も対馬・五島・天草など、九州の島々には方言として行われている。すなわち一部には今も活きて働いているのだが、しかも両者の境目は次第に忘れられようとしている。たとえばイッチョウラという語は、一梃蝋燭という戯語から出たもので、ケにもハレにも是れ一つということを意味したものであるが、何でそういい出したかを知る者が無い。