후리가나로 읽는 일본 고전
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もめんいぜんのこと
木綿以前の事
柳田 国男
柳田 国男의 木綿以前の事(もめんいぜんのこと)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 177,586자 · 348화면
ただ大いなる二者の相違は、その調製のために費さるる労力の量であった。ケシネすなわち平日の飯米は、一度に多く搗いて始めから粟・稗の定量をまぜておき、それを毎日片端から炊いていた。アハセもしくはオカズという副食物も、大体に手数のかからぬ物をきめて、いつも同じような献立をくりかえしていた。是に反して時折と称する節の日には、必ずシナガハリを拵えて食ったので、カハリモノは通例みな多分の準備を要するものであった。女が当然にその役目をつとめる。家に女性の重んぜられた理由の、最も大いなるものは晴の食物の生産と分配にあった。酒の歴史においてはこの点がすでに認められているが、餅や団子についても女の機能は同じであった。
是を説明するには一通りハタキモノの沿革、すなわち臼の歴史を叙述しなければならぬ。神代の記録の中にも、すでに葬式の日に舂女が働いたことが見えているが、その風は今でも田舎にはなお残っている。独り突如として起こった不幸の場合のみならず、予て定まっている祭典祝賀のすべての日にも、元は是に先だって臼の仕事があり、その臼はすべて手杵であった(碾磑の輸入はかなり古いけれども、その用途は薬品香料のごとき、微細なものに限られていたようである)。