일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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まつのやろはち

松のや露八

吉川 英治

吉川 英治의 松のや露八(まつのやろはち)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 125,597자 · 253화면

아오조라 문고

「お若いし、お兄上様よりは、強いご気質なので、重助も、お傅に、手を焼きまする」

「わしが、申し置いたといえ。――ところで、庄次郎は、どうした。今朝はまだ、顔を見せんではないか」

「頭が痛いとおっしゃって、今日は、蚊帳を取るなと――」

「あれも、風邪か」

「では、ないようで」

「八十三郎と違い、あの方は、ぐんと、頑丈な質だ。それに、昨日の容子も、まだわしに聞かせん。起こして来い」

弓掛を外して、縁側で、手刻みの荒い葉を煙管につめていると、

「やあ、お早いのう」

親戚の小林鉄之丞が訪ねて来た。だらだら坂で、汗をかいたとみえ、少し息を喘って、

「ご日課か」

「ははは。下手弓をな」

「鳶の子に、鷹は生まれんというが、生まれることもあるの」

「どうして」

「下手弓の子が、きのう、藩の入江道場では、模範と称えられ、年齢としては早くもないが、免許皆伝をうけ、めでとう、卒業したというではないか」

「ほ。そうか」

半蔵の顔は、欣びで、皺だらけになった。

「そうか――と云って、其許は知らんのか」

「まだ、聞かせてもくれぬ」

「そこが、床しい。鈍じゃ、鈍じゃ、と其許はよく、庄次郎を叱りおったが、やはり、見どころがあった。