일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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まつのやろはち

松のや露八

吉川 英治

吉川 英治의 松のや露八(まつのやろはち)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 125,597자 · 253화면

아오조라 문고

ああいう質が、晩成するものじゃて」

そこへ、重助が、

「旦那様、庄次郎様は、やはり、頭が痛い、うるさいと、おっしゃって出ておいでになりませぬが」

「寝ておるか」

「夜具はたたみ、蚊帳だけ吊って、中に坐っていらっしゃるようで」

「変な奴じゃな」

だが、そういう性格も、小林鉄之丞に云われてから、急に、わが子の長所みたいに思われ、半蔵は、むしろ、欣しそうな苦笑だった。

叔父の鉄之丞は、

「ははあ、読めたよ。それには曰くがある。昨日、道場の帰り道、同門の友達に名誉の祝いをせいと責められて、ちとばかり、飲んで歩いたらしい。――庄次郎とて、もはや年。其許のように、律儀一方、堅い一方で、人間をたたき込むのも、考えものじゃて」

鉄之丞と半蔵とは、これでよく、意見の衝突をやる。鉄之丞は御徒士組同心の御家人で、半町人ほどくだけていたから、親類でも、土肥の家へ遊びに行くはいいが、酒一つ出さんから何かやむを得ぬことでも起こらなければ出向かないと、常々、冗談にも、公言していたくらいである。

「若い者の慾を、無理に、抑えつけようとすれば、隠れてやりたくなるのが自然じゃ。頭が痛いと申すのは、飲みすぎじゃろう。