일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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まつのやろはち

松のや露八

吉川 英治

吉川 英治의 松のや露八(まつのやろはち)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 125,597자 · 253화면

아오조라 문고

三千世界の

鴉を殺し

主と朝寝がしてみたい

とか、

祖神開闢二千年

億万生霊為烟散

愚者英雄倶白骨

真乎浮世値三銭

あたりが、せいぜいの酒間芸術なのであった。そして、高楼の障子には、剣が映る。

そうした街の裏に住んでいると、露八は腹の立つことばかりで、

(浅葱裏め)

と、久しく渇えていた軽輩武士が、世上の動揺で、にわかに何事かで獲た金で、あらっぽい消費をする様を、蔑まずにいられなかった。

しかし、ここは、長州の萩と山口の勢力下ではあったが、比較的に雑居的ではあり、旅客が多いために他国者扱いもうけないし、そして、また名物の河豚の味にも食い馴れて、二年以上も住んで来たので、露八のそんな私憤もいつか角がまるくなったのであろう。近頃は、滅多にそんな癖も他人には洩らさない。また、江戸の人間であることを標榜するのは勤王派の策源地ともいわれるこの土地では危険でもあった。お蔦と二人で無事を楽しんでいるためには、今夜のように、冬の夜を寂然と、細本田のちょん髷をこくりこくり影法師の頭に踊らせているのが至極いいのであった。

二

「お隣りの旦那――今、帰りました。毎度、子供を有難うございます」