轻读日语

轻松读懂日语经典作品

ja-reading.com

轻松读懂日语,轻松阅读日语。在线阅读日语经典作品。支持在阅读过程中显示假名、查询生词、翻译句子。

ごくちゅうへのてがみ

獄中への手紙

宮本 百合子

08 一九四一年(昭和十六年)

N2 · 挑战 · 新字新假名 · 230,599 字 · 458 页

青空文庫

一月八日  第二信

やっぱり雪になりました、雪明りの部屋で書きます。ゆうべ夜なかに何だかひどい音がして目がさめ、寿江子が一緒に寝ているので「何だい!」と起きて、上っぱり着てしばらく様子をきき耳たてました。

稲ちゃん、その息子、娘、午後からずっと遊んでいて、林町が今泥棒にねらわれている話したりしていたので、何者か二階の屋根を辷ったと思ったのよ、その様子でもないからハハア雪がなだれたのだと思って、ぐっすり眠って、けさ下へおりて庭を見たら、妙な木片が散っているの。変でしょう? そこでまだ寿江子のねている部屋の雨戸あけて見たら、南側に葭簀の日よけがさしかけてある、その横の棒がくさっていたのが夜来の雪で折れて宙のりとなってしまっていたのでした。早速大工をたのまなければ。この日除けは冬も余り直射する日光よけに大切なの。南に向って平たく浅い六畳ですし、縁側がないからその日よけと、すだれと、レースカーテンとで光りを調節しているわけですから。

東京って、一月十日ごろよく雪ね。父の亡くなった年も一月十二日ごろ大雪になったわ。私は雪が大好きです。平気でいられないわ、サア降り出したとなると。