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ごくちゅうへのてがみ
獄中への手紙
宮本 百合子
08 一九四一年(昭和十六年)
N2 · 挑战 · 新字新假名 · 230,599 字 · 458 页
一月三十日
[自注2]メトロポリタン――ニューヨークのメトロポリタンミューゼアム。
一月三十日 (消印)〔巣鴨拘置所の顕治宛 目白より(封書)〕
どうもあいまい至極な先生と、算術下手のより合い勘定は、閉口ものだと思います。
この間の計算が合いません由、十二月請求の分は全部で二六三・一二だったのです。そのなかで、仰云っていたのを差引き、その差引が八一・一六です。その八一・一六の中には、五月に支払いずみのもの及こちらでは二部及び一部しか負担しないでよい分(木俣という人の分)と、いつぞやからの話に出ていた重複した分を処理してた分(あと十円といくらか当方で支払う分)とで、この一月二十日に八一・九六支払い、暮の一〇〇と合して一八一・九六となっているわけなのですが。どうしても変かしら。
五月支払ズミ
(一) 速記 三四・〇〇┐
│ 八一・一六
(二) 加藤・西村マリキロク四七・一六┘
重複していた分は一九二・〇六のうち七月に一一〇・四〇支払ズミで、残金八一・七六のうちこちらでもつのは一〇・三〇に願うというわけでした。
それと、あとの速記 九〇・〇〇