轻松读懂日语经典作品
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ひかりはかげを
光は影を
岸田 国士
彼を待つもの「キング 第二十六巻第四号」1950(昭和25)年4月1日、はるかなる青春「キング 第二十六巻第五号」1950(昭和25)年5月1日、〔欠題〕「キング 第二十六巻第六号」1950(昭和25)年6月1日、兄の立場「キング 第二十六巻第七号」1950(昭和25)年7月1日、ある少女の役割「キング 第二十六巻第八号」1950(昭和25)年8月1日、父の孤独「キング 第二十六巻第九号」1950(昭和25)年9月1日、愛と死と生の戯れ「キング 第二十六巻第十号」1950(昭和25)年10月1日、運命に逆うもの「キング 第二十六巻第十一号」1950(昭和25)年11月1日、変転の外に「キング 第二十六巻第十二号」1950(昭和25)年12月1日、この日あるがために「キング 第二十七巻第一号」1951(昭和26)年1月1日、二つの未来図「キング 第二十七巻第二号」1951(昭和26)年2月1日、希望の羽ばたき「キング 第二十七巻第三号」1951(昭和26)年3月1日
N2 · 挑战 · 新字新假名 · 138,262 字 · 276 页
酌に出て来た二十四五の婦人が、
「いらつしやいまし」
と、丁寧に頭をさげた。
「家内だ。但し、鎌倉の家内、これは極秘だ」
この紹介に、浜田浜六は、にやりとして、京野等志の方を見た。そして、
「僕、浜田です。これが、京野等志、どちらもまだ、一号がもてずにいる風来坊です」
婦人は、自若として、応じた。
「あら、お二人とも……。その代り、お好きなことがおできになつてよろしいわ」
京野等志は、さゝれるまゝに盃を受け、なんとなく憂鬱になつて黙りこんでいた。
浜田浜六は、しきりにはしやいだ。そして、二人とも、いゝ加減に酔い、飯がすむと、また車で駅まで送られた。
「どうだ、遠矢幸造の印象は?」
「なに、印象なんかどうでもいゝさ。第一、ほんとにやる気かどうか、おれにはさつぱりわからんよ」
「いゝじやないか、向うがやるというんだから……。まあ、どこまで続くか、ちよつと見ものだよ」
二人は、電車に乗ると、ぐつすり眠りこんでしまつた。
京野等志が家へ帰つたのは、十一時過ぎであつた。例によつて、母は、まだ起きて待つていた。
「みんなもう寝ましたか」
「さつきまで起きてたんだけど……。それがさ、今日、南条さんが来なすつたろう? あの話で、みんな大笑いさ」