Japanische Klassiker mit Furigana
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みみずのたわこと
みみずのたはこと
徳冨 健次郎
Lesen Sie みみずのたはこと (みみずのたわこと) von 徳冨 健次郎 (とくとみけんじろう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 265.437 Zeichen · 530 Bildschirme
二
三
あらゆる生活の方法の中、尤もよきものを択み得た者は農である。
二
農は神の直参である。自然の懐に、自然の支配の下に、自然を賛けて働く彼等は、人間化した自然である。神を地主とすれば、彼等は神の小作人である。主宰を神とすれば、彼等は神の直轄の下に住む天領の民である。綱島梁川君の所謂「神と共に働き、神と共に楽む」事を文義通り実行する職業があるならば、其れは農であらねばならぬ。
三
農は人生生活のアルファにしてオメガである。
ナイル、ユウフラテの畔に、木片で土を掘って、野生の穀を蒔いて居た原始的農の代から、精巧な器械を用いて大仕掛にやる米国式大農の今日まで、世界は眼まぐろしい変遷を閲した。然しながら土は依然として土である。歴史は青人草の上を唯風の如く吹き過ぎた。農の命は土の命である。諸君は土を亡ぼすことは出来ない。幾多のナポレオン、維廉、シシルローヅをして勝手に其帝国を経営せしめよ。幾多のロスチャイルド、モルガンをして勝手に其弗法を掻き集めしめよ。幾多のツェッペリン、ホルランドをして勝手に鳥の真似魚の真似をせしめよ、幾多のベルグソン、メチニコフ、ヘッケルをして盛んに論議せしめ、幾多のショウ、ハウプトマンをして随意に笑ったり泣いたりせしめ、幾多のガウガン、ロダンをして盛に塗り且刻ましめよ。