Japanische Klassiker mit Furigana
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だいぼさつとうげ
大菩薩峠13
中里 介山
Lesen Sie 大菩薩峠13 (だいぼさつとうげ) von 中里 介山 (なかざとかいざん) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 349.705 Zeichen · 678 Bildschirme
しかし、こうなってくると、お角さんは、どうしても味鋺の子鉄なるものの本質を、もっともっと深くつきとめねばならない気がしました。
そうして、お茶やお菓子をすすめながら、話がかなり深刻になって行ったが、やがて美少年は、
「それはそうとして、おばさんは、いつ名古屋をお立ちなの」
「明日は間違いっこなし」
「では、必ず清洲へお立寄り下さいよ、待っていますから」
「それも間違いございません」
「では、今日はおいとまをします」
こう言って、美少年は立ちかけました。
「まだよろしいじゃありませんか」
「いや、ちょっとお立寄りのつもりを、かなり長く話し込んでしまいました」
美少年はどうしても辞して帰るべき頃合いとなったので、お角さんは、それを丁寧に送って出ました。
こうして見ると、二人はもう、かなり心安立てになっている。それは、お角さんもああいった気性であり、この美少年も、お角さんがはたで危ながるほど切れる性質に出来ているくらいだから、話も、息も、合うところがあって、それで、この逗留中も、名古屋へ出かけるごとに蒲焼のお角さんの宿をたずねて、相当に親密になっているらしい。送られて廊下を歩みながら美少年が言う、