Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

ja-reading.com

Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.

みみずのたわこと

みみずのたはこと

徳冨 健次郎

Lesen Sie みみずのたはこと (みみずのたわこと) von 徳冨 健次郎 (とくとみけんじろう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 265.437 Zeichen · 530 Bildschirme

Aozora Bunko

の限を尽したものだが、警察の世話が届いて、此頃では滅多な事はなくなった。

落葉木は若葉から漸次青葉になり、杉松樫などの常緑木が古葉を落し落して最後の衣更をする。田は紫雲英の花ざかり。林には金蘭銀蘭の花が咲く。ぜんまいや、稀に蕨も立つが、滅多に見かえる者も無い。八十八夜だ。其れ茶も摘まねばならぬ。茶は大抵葉のまゝで売るのだ。隠元、玉蜀黍、大豆も蒔かねばならぬ。降って来そうだ。桑は伐ったか。桑つきが悪いはお蚕様が如何ぞしたのじゃあるまいか。養蚕教師はまだ廻って来ないか。種籾は如何した。田の荒おこしもせねばならぬ。苗代掻きもせねばならぬ。最早早生の陸稲も蒔かねばならぬ。何かと云う内、胡瓜、南瓜、甘藷や茄子も植えねばならぬ。稗や黍の秋作も蒔かねばならぬ。月の中旬には最早大麦が色づきはじめる。三寸の緑から鳴きはじめた麦の伶人の雲雀は、麦が熟れるぞ、起きろ、急げと朝未明から囀ずる。折も折とて徴兵の検査。五分苅頭で紋付羽織でも引かけた体は逞しく顔は子供※(二の字点、1-2-22)※(二の字点、1-2-22)した若者が、此村からも彼村からも府中に集まる。川端の嘉ちゃんは甲種合格だってね、俺が家の忠はまだ抽籤は済まねえが、海軍に採られべって事だ、俺も稼げる男の子はなし、忠をとられりゃ作代でも雇うべい、国家の為だ、仕方が無