Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

ja-reading.com

Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.

みみずのたわこと

みみずのたはこと

徳冨 健次郎

Lesen Sie みみずのたはこと (みみずのたわこと) von 徳冨 健次郎 (とくとみけんじろう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 265.437 Zeichen · 530 Bildschirme

Aozora Bunko

附録

ひとりごと

蝶の語れる

旅の日記から

熊の足跡

書きたい事に切りがありませんが、其は他日の機会に譲って、読者諸君の健康を祝しつつここに一先ず此手紙の筆を擱きます。

大正十二年十二月三十日

東京府 北多摩郡

千歳村 粕谷

恒春園に於て

徳冨健次郎

附録

ひとりごと

蝶の語れる

吾、毛虫たりし時、醜かりき。吾、蝶となりて舞へば人美しと讃む。人の美しと云ふ吾は、曩昔の醜かりし毛虫ぞや。

吾、醜かりし時、人吾を疎み、忌み、嫌ひて避け、見る毎に吾を殺さんとしぬ。吾、美しと云はるゝに到れば、人争うて吾を招く。吾れの変れる乎。人の眼なき乎。

吾、醜しと見られし時、吾胸のいたみて、さびしく泣きたることいかばかりぞや。其時君独り吾を憐みぬ。

君、吾が毛虫たりし時、吾を憐みて捨てざりき。故に蝶となれる吾は、今翼ある花となりて、願はくは君が為に君の花園に舞はん。

旅の日記から

熊の足跡

勿来

連日の風雨でとまった東北線が開通したと聞いて、明治四十三年九月七日の朝、上野から海岸線の汽車に乗った。三時過ぎ関本駅で下り、車で平潟へ。

平潟は名だたる漁場である。湾の南方を、町から当面の出島をかけて、蝦蛄の這う様にずらり足杭を見せた桟橋が見ものだ。