Japanische Klassiker mit Furigana
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だいぼさつとうげ
大菩薩峠13
中里 介山
Lesen Sie 大菩薩峠13 (だいぼさつとうげ) von 中里 介山 (なかざとかいざん) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 349.705 Zeichen · 678 Bildschirme
ですから、こうまでして、死人がわざわざ愛嬌を見せても、この怪物に対しては、全く糠に釘のようなもので、お化けがかえってテレきってしまうのです。
三分五厘子は吾人に教えて言う、
あるところに、一人ののら息子があって、親爺ももてあましたが、望み通りの美しい嫁さんを貰ってやったら、ばったり放蕩がやんで、嫁さんばっかりを可愛がっている。嫁さんも美しくもあり、情愛もあって、若夫婦極めて円満なのは結構至極だが、ただ一つ解せないことは、この花嫁さんが、毎夜毎夜、夜更けになると、婿さんの寝息をうかがっては、そっと抜け出して、いずれへか消え失せる、その様、ちょうど、三つ違いの兄さんの女房のするのと同じようなことをする。嫉けてたまらない婿さんが、或る夜、そのあとを尾行して行って見ると、寺の墓地へ行った。あろうことか、その花嫁は墓地へ行って、新仏の穴を発き、その中の棺の蓋を取り、死人の冷えた肉と、骨とを取り出して、ボリボリ食っている、あまりのことに仰天して気絶したお婿さんを、その花嫁さんが呼び生かして言うことには、
「お前さんは、死人の肉を食ったわたしを怖いと思いますか。