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Japanische Klassiker mit Furigana

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だいぼさつとうげ

大菩薩峠13

中里 介山

Lesen Sie 大菩薩峠13 (だいぼさつとうげ) von 中里 介山 (なかざとかいざん) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 349.705 Zeichen · 678 Bildschirme

Aozora Bunko

あれが内実はお手がついたとかつかんとかで親里帰り、それからまた、興楽亭のおかみなあ、あれも、親玉に持ちかけたとかすりつけたとかの評判じゃ。その他芸子や酌女は、片っぱしから食い放題、町の中で、いい女と見たら誰彼の用捨無しという親玉だあ」

この連中、かりにも、陣笠、打割羽織、御用提灯の身として、口が軽過ぎるのも変だが、こんな話を、他ならぬがんりきの百の野郎なんぞに聞かしてよいものか、悪いものか。

五十三

陣笠、御用提灯、打割羽織というけれども、本来これらの連中は、生れついてのお役人の端くれではない。

この非常の際に、代官でも手が廻らない上に、近頃、材木盗人が横行する。それはこの大災について、材木の払底を告げたところから、土地の者が近村の山々を、無願伐採するやからが多い。それらの目附とを兼ねて、土地の者で相当の功労を経たのを引上げて小差配に任命して、大差配の下につけたのだから、譜代恩顧の手附手代といったようなものとは地金が違い、しかつめらしいいでたちをしながら、時と場合を見すましては馬鹿口がころがり出す。ここでも、お役目がらとはまるで違った蔭口を向けている先は、お代官と言い、親玉と言うのが同一のことに過ぎない。