Japanische Klassiker mit Furigana
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だいぼさつとうげ
大菩薩峠13
中里 介山
Lesen Sie 大菩薩峠13 (だいぼさつとうげ) von 中里 介山 (なかざとかいざん) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 349.705 Zeichen · 678 Bildschirme
「どうだ、いい景色だろう、この橋はこれ、尾張の国では第一等の長い橋でな――上から下、横から縦まで、檜ぞっきだ、檜のほかには一本も使わねえところが、さすが尾州領だけのものはある」
そうして橋を一通り見せた上で、今度は頭を四方に振向け、
「今日もいい天気で仕合せだ、見な、友様、四方の山々を……そうら、あれが木曾の御岳――駒ヶ岳、加賀の白山、こちらの方へ向いて見な、ええと、あれが江州の伊吹山さ、それからそれ、美濃の養老山、金華山、恵那山……」
道庵も名古屋城頭の経験から、もはや相当に地図を頭に入れて置くと見える、しかじかと説明して、伊勢の――と言おうとしたが、どっこい、この野郎には伊勢は鬼門だと、あぶないところで食いとめ、
「そうら、ぐるりと廻れば三河の猿投山、三河とは三河の国のことで、三河は遠江の隣りで、遠江は遠州ともいう……お城を見な、名古屋の城を見な、金の鯱へ朝日があたり出して、あの通りキラキラ輝いているところは素敵なもんじゃねえか」
道庵が喋々として米友のために風物を説明している前面から、砂煙をまいて走せ来る一隊がありました。
「ファッショ」
「ファッショ」