Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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だいぼさつとうげ

大菩薩峠13

中里 介山

Lesen Sie 大菩薩峠13 (だいぼさつとうげ) von 中里 介山 (なかざとかいざん) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 349.705 Zeichen · 678 Bildschirme

Aozora Bunko

結託し、人入れ稼業を一手に占めんとする企みのほど、恐るべしとも怖るべし、帰命頂礼、穴賢」

道庵が、枇杷島橋の上で、天も響けとこういって読み上げた勧進帳もどきを聞いて、

「こいつが、こいつが」

金十郎がいきり立つと、安直がしゃしゃり出て、

「あんたはん、三ぴんや言いなはるが、三両だかて大金やさかい、一人扶持かて一年に均してみやはりまっせ、一石八斗二升五合になりまんがな、今時、諸式が上りはって、京大阪で上白一桝が一貫と二十四文しますさかい、お金に換えたら十八両六貫三百六十八文になりまんがな、それにお給金三両足しますとな、たっぷり二十両がとこありまんがな、大金じゃがな、そないに三ぴん三ぴん言うとくれやすな、チャア」

これを聞いて道庵が、さては、こいつ、阪者の出来損ないであったか、なるほどみみっちい! と感心していると、前面からのしかかった紺看板が、

「ファッショ」

「ファッショ」

ファッショ、ファッショで道庵を揉みくちゃにしようと試みる。

その時、道庵は少しも騒がず、後ろへ飛びしさると見るや、かねて橋の欄干に立てかけて置いた匙附きの青竹を取って、米友流に七三の構え、