Japanische Klassiker mit Furigana
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くいどうらく
食道楽
村井 弦斎
Lesen Sie 食道楽 (くいどうらく) von 村井 弦斎 (むらいげんさい) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 167.435 Zeichen · 329 Bildschirme
第二百三十二 赤茄子ジャム
それからシタフトマトと申しますのは生のトマトの皮を剥いて中央を上の方からくり抜いてその中へ湯煮玉子の細かく切ったのをマイナイスソースで和えてそのまま出してもよし、湯煮た魚の身を細かく切ってマイナイスで和えて詰めてよし、牛肉や鳥肉の細かにしたのを和て詰てもよいのです。この方が煮たのよりも味が良いようです」
第二百三十一 暑中の飲物の挿画
第二百三十二 赤茄子ジャム
玉江嬢「私どもでも今年はトマトの苗を買って植えましたが沢山出来過ぎると始末に困りますね」お登和嬢「イイエ、赤茄子は沢山あっても決して始末に困りません。トマトソースを取っておいてもトマトのジャムを拵えておいても、年中何んなに調法するか知れません。トマトソースを取りますのは赤茄子を二つに割って水と種を絞って鍋へ入れて弱い火で四十分間煮てそれを裏漉しにして徳利のような物へ入れて一時間ばかり湯煎にしてそれから壜へ詰めて口の栓を確りしておけば何時までも持ちます。このトマトソースは大層よく味を出すものですから色々な掛汁に大概は少しずつ入ります。こうして沢山取っておくと一年中使ってどんなに便利だか知れません。