Japanische Klassiker mit Furigana
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くいどうらく
食道楽
村井 弦斎
Lesen Sie 食道楽 (くいどうらく) von 村井 弦斎 (むらいげんさい) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 167.435 Zeichen · 329 Bildschirme
第百九十 中等料理
五、六人で日本料理屋へ登るとオイこれを帳場へ遣ってくれろと二円も三円も祝儀を奮発する癖に西洋料理屋へ往って今日のスープは格別の味に出来ているからと五十銭銀貨を料理人に遣る人もない。つまり日本風の料理屋へ行くと外見のために贅沢をしなければならず、西洋料理屋へ往くとなるたけ吝嗇にしなければならんものと心得ています。こんな有様だから西洋料理屋が進歩しないので料理人に好い腕があっても客に制せられて駄料理ばかり作ります。味も何もあったものでありません。一、二特別の料理屋を除くの外西洋料理屋の料理といったら先ず西洋料理中の下等のものです」広海子爵「アハハ今まではその下等の物を悦んで食べていたのですね」
第百九十 中等料理
広海子爵は意外の感あり「西洋料理屋の料理が下等ならばその上は何処の料理です」中川「我邦でもやっぱりホテルの料理が中等に位しましょう。ホテルは外国人が泊まりますからマサカに肉沢山の野蛮料理も出せません。もっとも地方のホテルでは外国人がパンの不味いのに辟易してソーダビスケで済せるという奇談もありますけれども都会のホテルではなかなか料理に気を付けます。