Japanische Klassiker mit Furigana
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くいどうらく
食道楽
村井 弦斎
Lesen Sie 食道楽 (くいどうらく) von 村井 弦斎 (むらいげんさい) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 167.435 Zeichen · 329 Bildschirme
第二百四十九 三十銭料理
ライスプデンでも何のプデンでもベシン皿の代りに丼鉢へ入れてこういう風にすれば誰にでも出来ます。これを十人のお客が自由に掬い取って召上るのですが十人前で十八銭位かかります」小山「それで一円七十三銭ですからまだ二十七銭余ります。紅茶に牛乳と砂糖でも入れて出しましょう。二十銭の原料でこれだけの御馳走が出来れば安い物です。料理屋から口取一品を買っても二十銭位致します、これからは家庭で料理したものを御馳走するに限ります。二十銭でもその位ですから一人前三十銭となったらまだ上等の御馳走が出来ましょうね」お登和嬢「出来ますとも」
第二百四十九 三十銭料理
家庭料理は活用を尚ぶ。上等にも適し下等にも適し、伸縮自在なるがお登和嬢の長所なり。嬢は三十銭の料理について忽ち献立を案出し「小山さん、三十銭になりますと粗末ながら肉のスープが出せます。極く安直でスープに適当な場所というと牛の脛ですが、やっぱりブリスケと同じように一斤十八銭位ですから脛の肉を骨付のまま二斤買います。それを五合の水へ入れて玉葱と人参を少し加えて四時間ほど弱い火で煮て折々アクを取りて二合五勺に煮詰めます。