Japanische Klassiker mit Furigana
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くいどうらく
食道楽
村井 弦斎
Lesen Sie 食道楽 (くいどうらく) von 村井 弦斎 (むらいげんさい) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 167.435 Zeichen · 329 Bildschirme
第二 トースパン
第三 バタートース
この時充分膨れ上らないようではパンの出来が悪いのです。今度はその上へ手水をパラパラと振ってテンピの中へ入れて焼きますが強い火を四方からよく中るようにして大きければ一時間位小さければ三、四十分間位で出来ます。ストーブならズット早く出来ます。こうして拵えたパンは色が白くって味も上等です。イーストの方は残った物へまた新しいのを拵えて加えて段々古くなってよく中の物が馴れるほど上等になります。ちょうど鰻屋のタレのようなもので新しい内はよくなれていません。もしやパンが焼く前によく膨れていなかったら一旦蒸籠で蒸してそれから手水を振ってお焼きなさい。
第二 トースパン さてパンが出来てもその食べ方を知らないと御馳走になりません。家で製したパンでもあるいは買ったパンでも新しい内は水分が鬆の中に籠っていて胃液の滲入を妨げますから新しいパンは多く焼いて食べます。普通の焼きパンはトースパンといって先ず半斤のパンを四つ位に切って遠火で炙って狐色に焦がした処へバターを塗って出します。ジャムを塗ればジャムトースと申します。
第三 バタートース というのは日耳曼風で最初からパンへバターを塗って前の通りに焼きます。