Japanische Klassiker mit Furigana
ja-reading.com
Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.
くいどうらく
食道楽
村井 弦斎
Lesen Sie 食道楽 (くいどうらく) von 村井 弦斎 (むらいげんさい) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 167.435 Zeichen · 329 Bildschirme
第二百二十三 吃逆の薬
日本人に胃の強壮な人も随分ありましょうが、腸の強壮な人は誠に少いそうです。その証拠に殆んど過半は痔持ち疝気持ちです。アハハ」と語る処へ突然表より大原の駆け込み来るにお登和嬢ハッと思いてとむねを衝けり、何事が起りしぞ。
第二百二十三 吃逆の薬
お登和嬢が心配すると同様に中川もまた窃に胸を痛めぬ。今の場合に大原が劇てて来りしは尋常の事にあらざるべしと自ら席を立ちて大原を迎うるに大原は劇てていれど幾分か笑を含み「中川君、今大弱りだ。家のお代さんが先刻少しゴタゴタしたので泣いて騒いだところがどういう機みか吃逆を始めて急に止まらない。背中を叩いても湯を飲ませてもいよいよ激しくなるばかりでどうしても癒らん。モー二時間ばかり苦んでいるが段々激烈になって当人は死ぬような騒ぎだ。そらあの苦しむ声が幽に聞えるだろう。あんな頑固な吃逆は見た事がない。両親は心配して医者を呼んでくれというのだがどうかして癒す工風はあるまいか」と仔細を聞いて中川も安心し「ナーンだ、そんな事か。僕はまた何事が起ったかと非常に心配した。吃逆の烈いのは非常の苦痛を起すものだけれども癒すのは訳もない。