Japanische Klassiker mit Furigana
ja-reading.com
Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.
くいどうらく
食道楽
村井 弦斎
Lesen Sie 食道楽 (くいどうらく) von 村井 弦斎 (むらいげんさい) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 167.435 Zeichen · 329 Bildschirme
素人でも今の通りなアイスクリームをモット早くモット上等に拵えようと思もえば毛布を蒙せないで茶筒の頭を片手ででも両手ででもグルグルと根気よく廻転すのです。つまり氷と摩擦させるのですから左と右へ互い違いに廻しても構いません。そうして五分間ごとに茶筒の蓋を明けて今の通りに中を攪き混ぜていると三十分間位で出来上ります」小山「なるほどね、器械がなくっても出来るものですな。その方法ならどんな田舎でも山の中でも出来ますね。コルンスタッチの代りに葛を入れても出来ましょうか」お登和嬢「葛でも出来ます。しかし葛やコルンスタッチを入ないでもミルクを少し濃く溶けば出来ます。何を入れても好き自由に出来ます」小山「そこで器械があるとしたらどうします」お登和嬢「今の物をブリキ型のアイスフレーザへ入れて桶へ今の通りに氷と塩を詰て二十分間もグルグルと廻せば出来ます」小山「器械は何ほど致します」お登和嬢「小さいのが三円位です」小山「宅でも一つ器械を買ましょう。そこでモット上等のアイスクリームにするのはどう致します」お登和嬢「そうですね。まだ上等とは申されませんが玉子の黄身二つへ砂糖を大匙二杯よく混ぜてツブツブのないようにして二合の牛乳を少しずつ注いで行ってそれを湯煎にします。