Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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くいどうらく

食道楽

村井 弦斎

Lesen Sie 食道楽 (くいどうらく) von 村井 弦斎 (むらいげんさい) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 167.435 Zeichen · 329 Bildschirme

Aozora Bunko

小山「小児の食物は」中川「これは一朝一夕に説き尽されない、乳呑児から乳離れ以後、それから成童になるまで一々順序を追ってその食物を変えなければならん。僕は近日世人の為めに最も実用的なる育児読本というものを書くからその時委しく出すつもりだ」小山「それは定めて社会の利益になるだろう。その次に労働者の食物という題もあるがこれは筋骨を養う食物だから大概分っている。何故に光りたるブリキの蓋は曇りたるものより食物の温度を長く保つやというのはつまり黒い色が熱を吸収し白い色が熱を反射すると同じ訳だね。スープは白湯より長く温度を保つというのも密度のためだね。牛乳は何故に水よりも速く沸立つやというのもやっぱり同じ事だね」中川「そうさ。牛乳は百九十六度で沸騰する、水は二百十二度だ。水へ塩か砂糖を加えるともっと遅くなって二百二十四度でなければ沸騰せん。その外雨の降る日と晴れた日で違うし、気圧の高い時と低い時と違うし、平地と山の上で違うし、そんな事は理学思想さえあれば直ぐ解るけれども我邦ではまだなかなか料理する人に理学思想なぞを責められないよ」小山「しかし、ここにある試験問題位は誰でも知っていなければ困るね。