Japanische Klassiker mit Furigana
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くいどうらく
食道楽
村井 弦斎
Lesen Sie 食道楽 (くいどうらく) von 村井 弦斎 (むらいげんさい) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 167.435 Zeichen · 329 Bildschirme
付録
米料理百種
日本料理の部
実に愉快だな。しかしその時大原君の夫人がお代さんではどうもチト釣合が悪いアハハ」と笑いながら言う言葉の中には如何にしてもお登和嬢をその時の協力者たらしめんとの意分明に聞ゆ。お登和嬢は大原の前途を想いてまたしても深き思いに沈みぬ。中川も同じ心にて「ホントに小山君はどうしたろう」と立って窓より戸外を覗くにあだかもこの時大原家を立出でたる小山が此方を望んで来かかれり。中川妹を顧み「お登和や、小山さんがいらっしゃるよ」お登和「アラそうですか」と思わず立って迎いに出る。小山が玄関より座敷に入り来るや中川も心急ぎて挨拶さえ打忘れ「小山君、あの事はどうなったね」
付録
米料理百種
日本料理の部
我邦の人は毎日お米を常食にしていますがその割合にお米の料理が進歩していません。これは畢竟料理法の研究が足りないからで折角美味いお米を持っていますから平生その料理を研究して益々美味い御馳走を拵えるように工風しなければなりません。
第一にお米は何であるかという事を知っていなければなりません。我々の食べるお米は稲の実の胚乳即ち乳のような食物です。と申したばかりではちょいとお解りになりますまいがお米粒は草の実が籾という皮を蒙っております。