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Japanische Klassiker mit Furigana

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くいどうらく

食道楽

村井 弦斎

Lesen Sie 食道楽 (くいどうらく) von 村井 弦斎 (むらいげんさい) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 167.435 Zeichen · 329 Bildschirme

Aozora Bunko

第三 炒米の粥

第四 バターの粥

お粥は病人よりむしろ健全の人が朝の食事に用いてお砂糖と牛乳を掛けたり、玉子を掛けたり、あるいは新鮮のクリームを掛けたりして食べる方が適当です。その拵え方は誰でも知っている通り沢山の水へお米を好いほど入れて少し塩を加えて弱い火で気長に煮るのですが略式にすれば御飯から煮ても構いません。これもよく蒸れるように厚い鉄の深い鍋かあるいは重い土鍋の行平がよく出来ます。よく世間では病人があると必ずこの白粥を食べさせますが、産婦とかあるいは特別の病気の外は白粥よりも炒米のお粥の方が病人に適当なので、白粥は水分ばかり多くって滋養分が寡ないのみならずその粘着性が胃の粘膜を刺撃しますから胃の悪い病人には極くいけません。

第三 炒米の粥 これは一旦お米の洗ったのを乾かせて炮烙でよく炒って少し塩を加えて水から気長に弱い火で煮ます。お粥になってもお米が軽くサラサラしていますから早く胃中を去って胃を疲らせません。胃の弱い人にはよろしゅうございます。

第四 バターの粥 前にある炒米のお粥よりも一層美味いのがバターのお粥で、これには匂いのない上等のバターを用いなければなりません。