Japanische Klassiker mit Furigana
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くいどうらく
食道楽
村井 弦斎
Lesen Sie 食道楽 (くいどうらく) von 村井 弦斎 (むらいげんさい) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 167.435 Zeichen · 329 Bildschirme
第二百十 南瓜料理
第二百十 南瓜料理
長き講釈も玉江嬢は更に蒼蠅しと思わず「中川さん、そういう風に伺ってみると家庭料理は段々むずかしくなってうっかり手が出せませんね」中川「アハハそんなに御心配なさるには及びません、少し衛生上の原則をお覚えになれば追々解って来ます。譬えば今申したライスカレーは昼食の物で晩食に出すものでありません。何となれば刺撃物や興奮性の物を晩食に用ゆると夜中安眠の害になります。その外菓物類は清涼剤で身体に薬だといいますけれどもその種類によっては消化の遅いために午後四時から先は食べない物が色々あります。我邦の柿なぞも先ずその部類に属しましょう。しかし生では食べなくとも消化しやすく料理したものは晩食に用います。何事もその通りで一つ品物を色々に料理してその用ゆべき場合を考えなければなりません。譬えば南瓜を料理するにしても煮たり湯煮たりしたものと西洋料理風に蒸して裏漉しにかけてパイにしたりプデンにしたりするのとは大層消化が違います。日本料理の南瓜の三杯酢なんぞはあまり消化の好い方でありません。しかしあれはなかなか歯ぎれが好くって味もサッパリしていますね」