Japanische Klassiker mit Furigana
ja-reading.com
Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.
くいどうらく
食道楽
村井 弦斎
Lesen Sie 食道楽 (くいどうらく) von 村井 弦斎 (むらいげんさい) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 167.435 Zeichen · 329 Bildschirme
野菜のソース煮なんぞは牛乳とメリケン粉とバターさえあれば何処ででも出来ます。先ずバター大匙一杯を鍋で溶かしてメリケン粉を大匙一杯パラパラと入れて手速く攪き廻しながら木の杓子でよくいためてメリケン粉が狐色に変った時分に牛乳五勺とスープ五勺位入れるのですけれどもスープがなければ水と牛乳と等分位でもようございます。それへ塩を好い加減に加えて少し煮ると白ソースが出来ます。別に茄子でも人参でも玉葱でも日本葱でも莢隠元でも白瓜でも胡瓜でも西洋牛蒡でも日本牛蒡の極く若いのでも十六ササギでもキャベツでも蕪でも何でもそんな物を塩湯で柔くなるまで湯煮て直ぐ使わなければ塩水かあるいは上等にすればスープの中へ漬ておいて茄子のような物は鍋蓋か何かで押て水気を切て今の白ソースへ入れてホンの少しばかり温める位に煮て出すとどんなに美味うございましょう。今申した品物の中でキャベツと人参と白瓜と胡瓜をこうする時にはソースで温める時にホンの少しの酢を落すとなお結構です。もしもパンがあるなら厚さ一分長さと広さ五分位の四角かあるいは菱形に切ってバターでよくいためてパラパラと今の物へ振かけて食べますと野菜の柔いのにパンのカリカリしたのが混って一層美味うございます。