Japanische Klassiker mit Furigana
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みみずのたわこと
みみずのたはこと
徳冨 健次郎
Lesen Sie みみずのたはこと (みみずのたわこと) von 徳冨 健次郎 (とくとみけんじろう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 265.437 Zeichen · 530 Bildschirme
「エ、かみさんも一緒に居ます。子供ですか、子供は居ません。たしか大きいのが満洲に居るとか云うことでしたっけ」
案外早く埒が明いたので、余は礼を云って、直ぐ白糠へ引かえした。
「分かってようございました。エ、彼人ですか、たしか淡路の人だと云います。飯屋をして、大分儲けると云うことです」と案内者は云うた。
白糠の宿に帰ると、秋の日が暮れて、ランプの蔭に妻児が淋しく待って居た。夕飯を食って、八時過ぎの終列車で釧路に引返えす。
北海道の京都
釧路で尋ぬるM氏に会って所要を果し、翌日池田を経て※別に往って此行第一の目的なる関寛翁訪問を果し、滞留六日、旭川一泊、小樽一泊して、十月二日二たび札幌に入った。
往きに一昼二夜、復えりに一昼夜、皮相を瞥見した札幌は、七年前に見た札幌とさして相違を見出す事が出来なかった。耶蘇教信者が八万の都府に八百からあると云う。唯一台来た自動車を市の共議で排斥したと云う。二日の夜は独立教会でT牧師の説教を聞いて山形屋に眠り、翌日はT君、O君等と農科大学を見に往った。博物館で見た熊の胃から出たアルコール漬の父親の手子供の手は、余の頭を痛くした。