Japanische Klassiker mit Furigana
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くいどうらく
食道楽
村井 弦斎
Lesen Sie 食道楽 (くいどうらく) von 村井 弦斎 (むらいげんさい) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 167.435 Zeichen · 329 Bildschirme
ます、それからテンピで一時間蒸焼にしてもあるいはお釜で蒸しても出来ますがこれへスポンジソースをかけて戴くとなお結構です。スポンジソースは玉子一つへ砂糖を軽く一杯の割で黄身も白身も一緒に混ぜて湯煎にしながら玉子廻しで泡を立てたものです。その外にまだカステラを色々なお菓子に再製する事が出来ますが再製した菓子は冷めた方が味が出ます。物によっては一晩置く方が美味しくなるのもあります」小山「なかなか限りのないものですな。よく市中ではカステラの上へ白い衣をかけて上へ花のような飾りをしたものを売っていますね。あれはどうしたのです」お登和嬢「あれはホンザーというものをかけたのです。ホンザーとは一斤の砂糖へ水を大匙に五杯入れて四十分間弱い火で煎詰たものですがその煮詰加減が大層むずかしいので、指の間へ挟んでみて指を開くと飴のように線を引いて色が白くなる処がちょうどいい工合なのです。この火加減と煮加減がなかなか面倒です。それを冷しておいて木の杓子で根気好く煉って居ると段々色が白くなって来ます。色が白くなって好い加減な固さになった時ナイフでカステラの上へ塗り付けるがホンザーです」