Classiques japonais avec furigana
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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
さんごくし
三国志(一)
吉川 英治
Lisez 三国志(一) (さんごくし) de 吉川 英治 (よしかわえいじ) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 309 839 caractères · 622 écrans
「きのうお言葉を伺って、もう自分らもあなたの心事を疑うような気もちは抱いておりません。むしろ大丈夫の多情多恨のおこころを推察しておりますよ。例えば、私が酒を愛するようなものですからな」
彼は、酒と恋を、一つものに考えているのだ。
その程度だから、玄徳の心に同情するといっても、およそ玄徳の感傷とははなはだ遠いものにちがいなかった。
「――だが、長兄」と、張飛はまた、玄徳の顔をさし覗いて云った。
「豪傑は色に触るべからずという法はない。あなただって一生涯独身でいられるわけもない。ほんとに芙蓉娘がお好きならこの張飛が話してどんなことにでもします。拙者にとっては、旧主のご息女ではあるし、ああいう頼りのないお身の上ですからむしろあなたに願っても生涯を見ていただきたいくらいなものですよ。けれど今はいけませんな。時でないでしょう。志を得た後のことにね」
「わかったよ」
玄徳は、うなずいた。
それから州道の道標の下まで来ると、
「じゃあ、わしはここから一人別れて、ひとまず郷里の県へ行くからね、いずれまた、一度この五台山下へ戻って来るが」と、いった。
張飛も、関羽も、各※(二の字点、1-2-22)そこから別れて、ひとまず思い思いに落ちてゆくつもりであったが、片時の間も離れたことのない三人なので、さすがに寂しげに、