Classiques japonais avec furigana
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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
さんごくし
三国志(一)
吉川 英治
Lisez 三国志(一) (さんごくし) de 吉川 英治 (よしかわえいじ) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 309 839 caractères · 622 écrans
三
「天下は泰平です。みな帝威に伏して、何事もありません」
十常侍の輩は、口をあわせて、いつもそんなふうにしか、奏上していなかった。
だが。
長沙の乱へは、孫堅を向わせて、平定に努めていた。
また劉焉を益州の牧に封じ、劉虞を幽州に封じて、四川や漁陽方面の賊を討伐させていた。
その頃。
故郷の県から再び戻って、代州の劉恢の邸に身を寄せていた玄徳は、主劉恢から(時節は来た。これをたずさえて、幽州の劉虞を訪ねてゆき給え。虞は自分の親友だから、君の人物を見ればきっと重用するだろう)
といわれて、一通の紹介状をもらった。
玄徳は恩を謝して、直ちに、関羽張飛などの一族をつれ、劉虞の所へ行った。劉虞はちょうど、中央の命令で、漁陽に起った乱賊を誅伐にゆく出陣の折であったから、大いによろこんで、
(よし。君らの一身はひきうけた)と、自分の軍隊に編入して、戦場へつれて行った。
四川、漁陽の乱も、ようやく一時の平定を見たので、その後、劉虞は朝廷へ表をたてまつって、玄徳の勲功あることを大いにたたえた。
同時に、廟堂の公孫も、
(玄徳なる者は、前々黄賊の大乱の折にも抜群の功労があったものです)と、上聞に達したので、朝廷でも捨ておかれず、詔を下して、彼を平原県(山東省・平原)の令に封じた。