Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

さんごくし

三国志(一)

吉川 英治

Lisez 三国志(一) (さんごくし) de 吉川 英治 (よしかわえいじ) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 309 839 caractères · 622 écrans

Aozora Bunko

思わぬ恩情に、許※(「ころもへん+睹のつくり」、第3水準1-91-82)は意外な感に打たれながら、曹操の面を見まもった。曹操は、改めて彼の素姓をたずねた。

「県の生れで、許※(「ころもへん+睹のつくり」、第3水準1-91-82)といい、字は仲康という者です。これといって今日まで、人に語るほどの経歴は何もありません。――なぜ山寨に住んでいたかといえば、この地方の賊害に災いされて、わたくしどもは安らかに耕農に従事していられないのみか、食は奪われ、生命も常に危険にさらされています。――でついに一村の老幼や一族をひきつれ山に砦を構えて賊に反抗していたわけです」

許※(「ころもへん+睹のつくり」、第3水準1-91-82)は、そう告げてから、その間にはこんなこともあったと苦心を話した。

賊軍の襲来をうけても自分の抱えている部下は善良な土民なので彼らのように武器もない。そこで常に砦のうちに礫を蓄えておき、賊が襲せて来ると礫を投げて防ぐ。――自慢ではないが、私の投げる礫は百発百中なので賊も近ごろは怖れをなし、あまり襲って来なくなりました。

また、或る時は――

砦の内に米がなくなってしまい何とかして米を手に入れたいがと思うと、幸い、二頭の牛があったので、賊へ交易を申しこみました。