Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

にんきょうにとうりゅう

任侠二刀流

国枝 史郎

Lisez 任侠二刀流 (にんきょうにとうりゅう) de 国枝 史郎 (くにえだしろう) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 224 569 caractères · 451 écrans

Aozora Bunko

何んだ、捉えて、利用しようとするのさ。今の大将もその口らしい。あぶないあぶない、隠れていよう。まだまだ来るよ、五六人はな」

しばらくの間は静かであった。と、山上から唄声がした。

「恋しいお方はおりませぬ」

現われたのは組紐のお仙、忙しそうに峠を下りて行った。

「ソーラね、あれもあぶない口だ」

つづいて現われたのはお吉である。脚絆甲掛旅姿、背中に糸経を背負っている。と、スタスタ行き過ぎた。

「ソーラね、あれもあぶない口だ」

やや暫時はしずかであった。と話し声が聞こえて来た。現われたのは二人の男女、一人は仁右衛門、一人は浜路、いずれも厳重な旅よそおい、急ぎ足で通りすぎた。

「どうもね、あれらも怪しいよ」

薬草道人紅丸へ囁く。

もう日も暮れて夜が来た。と、山上からタッタッタッ、ひた走って来る音がした。月光を肩に現われたのは、旅商人風の伊集院、これまた道人がいるとも知らず、福島の方へ走り去った。

「あれなんかが一番あぶない。私には解る、殺伐な男だ。剣気がムラムラと取り巻いている。が、大概こんなものだろう。さてこれからどうしようかな?」

「福島へ参ろうではございませんか。