Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

にんきょうにとうりゅう

任侠二刀流

国枝 史郎

Lisez 任侠二刀流 (にんきょうにとうりゅう) de 国枝 史郎 (くにえだしろう) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 224 569 caractères · 451 écrans

Aozora Bunko

新規に現われた儒者風の人物

考えているうちに眠くなった。あまりに疲労れたためである。

新規に現われた儒者風の人物

山影宗三郎眠くなった。でウトウトと眠り出した。眠くなったのは彼ばかりでなく、鷺組のお絹も眠くなったらしい。やはりウトウトと眠り出した。まことに無理もない話である。意外の事件から意外の事件、心も体も疲労れ切っている。ところで場所は密林の中、微風が渡って枝葉が囁き、それがまるで子守唄のようだ。軟かい草は衾である。

だがはたしてこんな場合に、眠ったりしてよいものだろうか? どうも眠ったのは失敗らしい。

サラサラサラサラと草を分け、忍びやかに走って来る足音がした。二丁の駕籠を守りながら、数人の男女が現われた。

「おい」と一人が囁いた。「駕籠を下ろせ、そっと下ろせ」それは伊集院五郎であった。「しめたしめた、間に合った。山影宗三郎め疲労れたと見え、あんな所に眠っているよ」

「それにさ、ご覧よ、お絹までが、いい気持ちそうに眠っているじゃアないか」こう云ったのはお紋である。

「さすがは島津太郎丸様、上名古屋に通っている間道は、道が険しくて歩きにくい、すぐに追っかけたら間に合うだろう、トヤ駕籠を持って行ってしょびいて来い、こうおっしゃったがお言葉通りだ」