Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

にんきょうにとうりゅう

任侠二刀流

国枝 史郎

Lisez 任侠二刀流 (にんきょうにとうりゅう) de 国枝 史郎 (くにえだしろう) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 224 569 caractères · 451 écrans

Aozora Bunko

三人三様の旅の者

「馬鹿なことってありゃあしない」

「ではいよいよ厭なのだな」

「そうだねえ、まず止めよう」

「よし、それでは覚悟がある」

「ホ、ホ、ホ、ホ、どうしようってのさ」

「秘密の一端を明かせたからには、そのままには差し置けぬ!」

「おやおや今度は嚇すのかい」

「嚇しではない、本当に斬る」

「何を云うんだい、伊集院さん、そんな強面に乗るような、お仙だと思っているのかい」

「いや本当に叩っ斬る!」

「恐いわねえ、オオ恐い、ブルブルこんなに顫えているよ」

「ブッ、箆棒、笑っているくせに」

「それはそうと、ねえお前さん、ほんとにあの人木曽へ行くの?」

「うんそうだ、しかも明日」

「で、いつ頃帰るのさ?」

三人三様の旅の者

「で、いつ頃帰るのさ?」

こう訊いた女の声の中には、危惧と不安とがこもっていた。それを迂濶り見遁がすような、武士は不用意の人間ではない。

「さあいつ頃帰るかな」わざと焦すような口調をもって、

「ふふん、どうやら心配らしいな、教えてやろうか、え、お仙」

「ええどうぞね、お願いします」

「一年の後か二年の後、場合によっては永久帰らぬ」

「アラ本当、困ったわねえ」

「だからよ、おっかけて行くがいい」