Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

にんきょうにとうりゅう

任侠二刀流

国枝 史郎

Lisez 任侠二刀流 (にんきょうにとうりゅう) de 国枝 史郎 (くにえだしろう) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 224 569 caractères · 451 écrans

Aozora Bunko

妖婦の述懐男は怒った

「初から解っておりました」

「とうとう私はやりそこなったよ。薬草道人に見現わされてな。……そうして私は浪人したよ」

「妾の罪でございます。一切合切、何も彼も……」

幹之介うっとりと前方を見た。「どんなにお前を探したことか! お前もやっぱり探したろうなあ」

八重梅返辞をしなかった。

「笠屋仙之の小屋へも行った。だがお前はいなかった。一軒一軒覗いて見た、このお城下を彷徨ってな。だがお前はいなかった。私には解る、お前は探した! 私がお前を探したように!」

その時八重梅力をこめ、幹之介の両足を抱き締めた。ヨロヨロとなった幹之介、刀を落とすとくず折れたが、それを抱えた八重梅の眼から涙が流れたものである。

妖婦の述懐男は怒った

「何んの幹様、この妾が、あなたをお探し致しましょう。逃げ隠れしておりましたよ」八重梅の口から叫ばれたのは、まずこういう声であった。

「今こそ懺悔、何も彼も、お話しすることに致します」抱きしめた手を一層締め、幹之介の躯を揺すぶったのは、よく聞けというためなのであろう。「何より先に申し上げたいのは、妾の身分でございます。女役者ではありますが、その実名古屋の殿様には、敵にあたる島津太郎丸、その方の隠密でございました。