Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

ja-reading.com

Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

にんきょうにとうりゅう

任侠二刀流

国枝 史郎

Lisez 任侠二刀流 (にんきょうにとうりゅう) de 国枝 史郎 (くにえだしろう) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 224 569 caractères · 451 écrans

Aozora Bunko

レキ、レキ、レキ、ロク、ロク、ロク

レキ、レキ、レキ、ロク、ロク、ロク

鐙を蹴ると大駈けに、敵中へ飛び込んだ酒場の浜路、御岳の山骨で慣らした馬術、手綱さばきは荒々しいが、自から叶う渦紋駈け! 正面の山窩を駈け仆し、悲鳴を後に数間飛び、グルリ手綱を右手絞り、右へ廻るとまた大駈け、サッとふたたび駈け入った。バラバラと散る山窩の群、

「払え、払え、脚を払え!」馬足を目掛けて太刀を揮う。

「見やがれ!」と叫ぶと一躍し、浜路左手へ駈け抜ける。

「遁がすな、遁がすな!」とムラムラ寄る。

そこを目掛けて引っ返し、馬の平首に頬をあて、右手で揮う小脇差し、一文字に駈け抜ける。またも悲鳴、バタバタと、山窩が一、二人仆れたらしい。

五間あまり駈け抜けたが、左手で手綱をグーッと絞る。連れてグルリと馬が廻る。気合をこめると八重襷――大坪流での小柴隠れ、体を斜めに片足の鐙、浮かせたままで駈け通る。

「ソレ、叩き落とせ、叩き落とせ!」

野太刀を揮う山窩の胸もと、鐙で蹴って仆れた上を、馬足に掛けるとまたも悲鳴、背後に聞いて十間飛ぶ、ここで初めて一休み、背伸びをすると長目の呼吸、さすがに流れる膏汗、眼へ入れまいと首を振るとたんに切れた髻に、丈なす髪が顔へかかる。