Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

ja-reading.com

Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

にんきょうにとうりゅう

任侠二刀流

国枝 史郎

Lisez 任侠二刀流 (にんきょうにとうりゅう) de 国枝 史郎 (くにえだしろう) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 224 569 caractères · 451 écrans

Aozora Bunko

お紋と八重梅社頭の会話

「ああまた逢おう。……よく聞かせてくれた」

町の方へ別れて立ち去ったが、公孫樹の黄葉がバラバラと散った。

と、ヒョイと常夜燈の蔭から、立ち現われた女がある。「ヤレヤレ厭なものを見てしまったよ」呟いたのは荻野八重梅。

お紋と八重梅社頭の会話

常夜燈の蔭から現われた、女役者の荻野八重梅、町家の女房という風采である。お高祖頭巾を冠っている。二人の行衛を見送ったが、さすがに気持ちが悪いらしい。

「茶屋の武蔵野では薪十郎のために、立ち聞きをされて酷い目にあったが、今日は妾が立ち聞きをした。そうしてやっぱり酷い目にあった。あんな様子を見せられては、いかな妾でも参ってしまうよ」心で呟いたものである。「薪十郎のあの怨念! 盲人怨みという奴さねえ! ゾッとするようなところがあるよ。だがマアマアあんな三下、恐くはなくて厭らしいだけさ。でも幹之介さんは気の毒だねえ」そこでチーッと考え込んだ。「中納言様は無事安泰、毒殺もされず健かと聞き、さては志水幹之介様、やりそこなったなと思ったが、浪人なされたところを見ると、やっぱりそうだ、やりそこなったんだ! ……あんなに妾を恋い慕って、探し廻っておいでなさる。