Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

にんきょうにとうりゅう

任侠二刀流

国枝 史郎

Lisez 任侠二刀流 (にんきょうにとうりゅう) de 国枝 史郎 (くにえだしろう) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 224 569 caractères · 451 écrans

Aozora Bunko

「そうかと思うと気に入ると、身銭を切って入れ上げるそうだ」

六文というのは私娼のことで、一回六文で春をひさぐので、そういう綽名が付いたのである。

また一方の片隅では、山巡りの役人の武士達が、こんな話を取り換わせている。

「山窩には全く閉口でござる。何んとかして根絶やしにしたいもので」

「どうも巣窟が解らないのでな」

「めっきり最近は横暴を極め、山を下って人里へ出、放火をしたり強盗をしたり、婦女子を掠めたり、旅人を殺したり、それがみんな我々どもの、責任になるのでやり切れませんて」

「山窩とは云っても武芸に達し、それに多数屯していて、変幻出没自由自在、向こうへ追えばこっちへ逃げ、こっちを抑えれば向こうへ遁がれる、まるで武蔵野の逃げ水のような奴らで」

こっちの隅では薬草採り達が、採集の話に耽っている。その間を酒場の女が、燗瓶を持って飛び廻る。唄い出す奴、怒鳴る奴、笑い出す奴、口論する奴、女を捕えて口説く奴、一群が出て行くと一群が入り込み、掴み合ったかと思うと和睦する。

「酒だ!」「肴だ!」「飯だ!」「茶だ!」

人いきれと酒の香と、汗の匂いと髪の毛の匂い、ジャラジャラと音を立てるのは、公然に賭博をするらしい。