Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

ja-reading.com

Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

にんきょうにとうりゅう

任侠二刀流

国枝 史郎

Lisez 任侠二刀流 (にんきょうにとうりゅう) de 国枝 史郎 (くにえだしろう) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 224 569 caractères · 451 écrans

Aozora Bunko

だがそれにしてもいいかげんで、芸当をお終いにしないかしら」

いやなかなかお仙の芸当、終りを告げようとはしなかった。数匹の蛇を綾に取り、それをほぐすと縄になう。口笛に連れて踊らせたり、数丈の高さに投げ上げては、小指の先で受け止めて、キリキリと指へ巻き付かせたり、自由自在に扱うのであった。

しかしその日も暮れ逼まり、夕陽が天末を染める頃になると、お仙帰りの仕度をした。

「さあさあ、今日はこれでお終い。後は明日でございます。そのまた明日は珍らしいところを、二三加えてお眼にかけます。どうぞお立ち合いくださいまし。そうしてお願い致します、別れて逢えない宗さんを、どなたかお見掛けなさいましたら、さっきも申した七ツ寺、蝮酒屋までおいでくだされ、お教えなすってくださいまし。それこそ一生ご恩に着ます。ご免くださいご免ください」

以前変らぬ蝮捕り姿、腰には畚、手には鉤、紺ずくめの裳束で、人を掻き分け境内を出たが、ションボリとして寂しそうだ。

と、背後から呼ぶ者があった。

「もし太夫さん、お仙様!」

振り返ってみれば白裳束、雪女郎のような白い女が、軒に立って招いている。

「何かご用でございますか?」