Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

にんきょうにとうりゅう

任侠二刀流

国枝 史郎

Lisez 任侠二刀流 (にんきょうにとうりゅう) de 国枝 史郎 (くにえだしろう) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 224 569 caractères · 451 écrans

Aozora Bunko

「お城下に切り合いがありましたそうで」仲居が話を向けようとする。

「うん」と云ったままロクな返辞もしない。

「謀反人があるとか申しますことで」

「うん」と幹之介同じ返辞。

「御器所あたりに謀反人が、住居を致しておりましたそうで」

「うん」といよいよブッキラ棒だ。

「そこでお城からお役人様方が、捕り方にお出張りなさいましたそうで」

「そんなようだの」と冷淡である。

「旦那様にはその方面には、何んのお係りもございませんので」

「遅いな、今夜は、どうしたんだろう」

「いえもうおっつけいらっしゃいましょう。……騒動は厭でございますねえ」

「うん」とまたもや同じ返辞。

「謀反など厭でございますねえ」

「うるさい!」ととうとう怒鳴ってしまった。

「ごめん遊ばせ」と苦笑したが、「さすがは人気の八重梅様、いつお見えになりましても、お美しいことでございます」

「うむ、うむ、八重梅は美しいなあ」幹之介今度は笑い出した。

「それに大変お気前がよく……」

「おおそうそう忘れていた」

いくらか紙へ包んだが、「取ってお置き、ほんのわずかだ」

「いつもいつも相済みません」チョロリと帯へ※(「插」でつくりの縦棒が下に突き抜けている、第4水準2-13-28)んだが、「毎々ここのお母さんとも、お噂をするのでございますよ、どうしてああも八重梅さんは、万事にお気が付かれるのだろ