Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

ja-reading.com

Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

にんきょうにとうりゅう

任侠二刀流

国枝 史郎

Lisez 任侠二刀流 (にんきょうにとうりゅう) de 国枝 史郎 (くにえだしろう) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 224 569 caractères · 451 écrans

Aozora Bunko

こう度胸を定めてみれば、大して恐ろしいこともない。

「野宮でもあればいいのにねえ」でズンズン歩いて行く。

ピッタリ日が暮れて夜となり、もう歩くにも歩かれず、無理にも歩けば谷へ落ちるか、川へはまって死ぬだろう。もういけないと覚悟を決め、足を止めた時チラチラと、燈火の火が見えて来た。

「おや有難い、里があるよ」

で、お仙、走り出した。

丘の上に森があり、その森の中に五軒ほどの、木小屋めいた建物が立っていた。

「おい、お半さん、嬉しかろう、三番の甚さんとあいもどり、昨夜はさんざん融けたってね。それで帰って来ても口を拭いて、知らない顔とは気が強いよ、萩原の宿へ人をやり、十文がところ餅でも買おう。奢ったっていいよ、お奢りよお奢りよ」

「何を云うんだよ、お山さん、そういうお前こそ山役人の、あのいい男の本田さんに、永らく焦れた甲斐があって、首尾が出来たって云うじゃあないか。馬鹿にしていらあ明しもしないで。こっちが餅ならお前の方は、酒ぐらい振る舞ってもよかろうぜ」

「ねえねえ島さん、こうだとさ、あのお米さんの腕だっしゃは、大洞の金持ちの息子を溺し、今度足洗いをするそうだよ。