Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

にんきょうにとうりゅう

任侠二刀流

国枝 史郎

Lisez 任侠二刀流 (にんきょうにとうりゅう) de 国枝 史郎 (くにえだしろう) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 224 569 caractères · 451 écrans

Aozora Bunko

「態ア見やがれ、いい気味だ! 御岳あたりの山女に横取りされてたまるものか、お仙が附いてるよ、お仙がね。山川越えて大江戸から、追っかけて来たのを知らないのか! ……ああよかった、大丈夫! もう宗さんは妾のものだ。……さあさあ宗さん、お起きなさいまし。……オヤオヤやっぱりおねんねネ、……でもいいわ、その方が。……何んて自由になるんだろう? 穏しいわねえ、おお可愛い。……だんだん動悸が高くなり、肌のぬくみも増して来た。死にっこはない、大丈夫。……さあさあ背負って行きましょう」

女ながらも一生懸命、重い宗三郎を背中に負い、よろめきよろめき組紐のお仙、螢ヶ丘の方へ辿って行く。一間行っては息を入れ、一町歩いては一休み、だんだん目的地へ辿って行く。

間もなく姿が消えてしまった。

またも駈け来る蹄の音! 浜路が引っ返して来たらしい。馬上姿が現れた。

「どうでもこの辺にいなければならない、もう一度死骸を探してみよう」

ヒラリ馬から飛び下りた。

「これも違う、これも違う」

またもや死骸を調べ出した。宗三郎のおる筈がない。浜路とうとう泣きくずれた。

「妾は死にたい、死んでしまいたい! 山影様! 山影様! ……ああああどこにおられるのだろう? でも死骸がないからには、討ち取られたとは思われない。