Classici giapponesi con furigana
ja-reading.com
Leggi i classici giapponesi online con furigana. Filtra per livello JLPT, tocca una parola per il significato e traduci una frase.
にんきょうにとうりゅう
任侠二刀流
国枝 史郎
Leggi 任侠二刀流 (にんきょうにとうりゅう) di 国枝 史郎 (くにえだしろう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 224.569 caratteri · 451 schermate
道人を追う六人の男女
「一両でいい一両くだせえ」
追いすがるのをポンと蹴った。ひっくり返ったお榧さん、「痛えヨー」と云うやつを、肩で笑った伊集院、トットと麓へ下ったが、下りながらも考えた。
「諸方の噂を聞いたところでは、どうやら薬草道人は、名医甲斐の徳本らしい。甲斐の徳本とあるからは、どうでも討って取らなけりゃアならねえ。おそらく山影宗三郎も、道人を追って山下り、福島へ行くに違えねえ。いやもう既に行ったかもしれねえ。途中で逢って騙し討ち、二つの首を並べてやろう」
ところでこのころ薬草道人、どこを歩いていたかというに、福島から半里の山中、灌木の茂みにこっそりと、二人の家来と薬剤車、眼を病んでいる烏共、隠れながら話していたものである。
と一騎馬上の武士、サ――ッと峠道を下ろして来た。
道人を追う六人の男女
山上から馳せ来た騎馬の武士、他ならぬ山影宗三郎、薬草道人がいるとも知らず、灌木の前を福島の方へ、砂煙りを上げて走り去った。
「ソーラね」とばかり薬草道人、紅丸へ囁いたものである。「大概こうだろうと思っていたよ。私の六感が感じたのさ。どうもこの頃この私を、捉えようとするものがあるらしい。