Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

ja-reading.com

Leggi i classici giapponesi online con furigana. Filtra per livello JLPT, tocca una parola per il significato e traduci una frase.

にんきょうにとうりゅう

任侠二刀流

国枝 史郎

Leggi 任侠二刀流 (にんきょうにとうりゅう) di 国枝 史郎 (くにえだしろう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 224.569 caratteri · 451 schermate

Aozora Bunko

姦策を巡らした荻野八重梅

薪十郎の門附けにならい……ではお紋さん」と元気よく云った。「腕を揮わせていただきましょう」

「ではどうぞね、今度こそうまく」

「まず大丈夫でございましょう」

「浅間の社地の附近には、妾達烏組の連中が腕によりをかけて待っております」

「では」

と二人別れたが、この日も午後に近い頃、七ツ寺の蝮酒屋は、例によって客で一杯であった。

昼飯を食べに沢山の客が、賑やかに入り込んでいるのである。

と、そこへ女門附け、編笠で顔を隠したのが、フラリとばかりはいって来たが、云うまでもなく八重梅。「一膳ご飯をいただきましょう」

腰をかけると云ったものである。

姦策を巡らした荻野八重梅

蝮酒屋に入り込んで来た、門附け姿の荻野八重梅、「何をするにもまず最初に、敵の様子を探らなければならない」持って来た昼飯をしたためながら、四辺の様子をうかがった。酒屋と云っても煮売り屋で、今日で云えば縄暖簾、ただし一層大がかりであった。三十人近くのお客さんが、店に一杯立てこもり、盛んに話しながら飲み食いしている。

「お城下の様子が変りましたね、大分真面目になったようで、お侍さん方は威張って歩かず、女子衆達は派手を止め、商人衆は家業熱心、お職人衆は仕事に精出し、ピンと引きしまったじゃアありませんか」